今回は、29歳女性の方からいただいたお悩み相談に答えていきたいと思います。

29歳女性:

夫に収集癖があります。ディズニー関連のぬいぐるみや、華奢なティーカップなどです。

主にネットオークションで集めてきます。本人はとても大切にしていること、割れものであることから、一か所に押し込めるわけにもいきません。

きれいに飾りたいようで、しっかり場所をとっています。まだ増えそうです。
私の物を置くスペースがなくなってきました。物を増やし、捨てない家族には、どのように対応したらいいでしょうか。

吉松:

お悩みありがとうございます( ´ー`)
増え続けていく旦那様のコレクションに部屋が占領されていくと不安にもなりますよね(ノД`)

その置き場も悩みますし、理解不可能でケンカになりそうですし…( ω-、)

かといってご主人が喜んで集めて幸せに感じているコレクション。「早く捨てて!」ともなかなか言いにくいですよね(ノД`)

勝手に捨てるのは夫婦間の摩擦のもとにもなります。また、ご主人はコレクションを生きがいにしておられるのかもしれません。
そうなると、生きがいを否定してしまうことにもなりかねません。

では、家族が片付けてくれない…そんなとき、どうしていけばいいのか?

私の整理収納アドバイスにはアドラー心理学を用いています。
過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」という言葉があります。
人は変えられなくても、自分は変えられます。そして未来も変わります。

ご主人様を変えようとするのではなく、まずは自分を変えてみるのです。

ご主人様はそのコレクションをキレイに飾りたいとお話ししているんですよね。
ならばまず、今ある分は「すべて取っておく」という前提で考えていきましょう。
「え?これを?すごい量ですよ?(^_^;」
と思う方も多いと思います。

ですが、それらはゴミにしか見えなくても、ご主人様にとってはとても大切なもの。ご主人様がそれらを見るたびに心が満たされ、元気が出てお仕事も頑張れるのであれば、それらはご主人様にとって必要なものとなります。

ですので、いったんご主人の趣味を認めてあげて受け入れることが大切です。
「捨てさせよう」という気持ちからまず捨ててください

生活スペースを脅かすほどの物量や生活費を圧迫するほどのコレクションの出費だと問題はありますが、そこまででなければ、まずは自分が変わり、相手に対しても自分に対しても妥協が必要です。価値観をおしつけるのではなく、対等な立場で接してください。

そんなこと言っていたら一生片付かない…と思うかもしれませんが、もちろんコツがあります。ポイントは、3つあります。

まず1つ目は、奥さんの側が自分のものを整理して住み心地をよくする。そして、そうしていくうちにご主人にも「自分も住み心地よい部屋になるよう協力しようかな」という気になってもらう。この順序が大切です。

2つ目にすることは、コレクションを置ける場所を作ってあげることです。

片付けて欲しいなら、まずはその置場所と、そこに片付ける作業をするタイミングをご主人と話し合って決めましょう。モノの大きさや量、ご主人の希望に合わせてどの場所がふさわしいかを考えてもらいましょう。

そして、ご主人様には飾るものや保管するものの優先順位を作ってもらい、分類してもらいましょう。

これだけは一生手離せないという、大事なものは何なのか?
日頃飾って眺めたいものは何なのか?
とりあえず保管しておいてるだけのものは何なのか?
そんなに思い入れはないけど捨てられないものは何なのか?

そして分類したものを楽しみながら飾ってもらいましょう。

そして、最後の3つ目になりますが、この趣味のスペースを作った際に、ご主人様と次の約束をしておくことが大切です。
それは、

「片付けや掃除がしやすいように、趣味のものはこのスペースに収まるようにしてほしい。」という約束

そして、奥さんのものについても、同じような約束を作りましょう。

お互い対等に、ご自身のスペース内で自分の大切なものをキープする。その約束だけです。大事なのは、捨てさせるのではないんですよね。

こうしておけば、ものがあふれてきたときには、どれかを処分しなければならない日が必ずきます。
わざわざこちらから、強制的に「捨てて!」と言う必要は一切ありません。

ご主人が、「生活しにくくなったから、なんとかしなきゃなぁ…」「奥さんがキレイにしてるんだから、協力したら喜んでくれるかなぁ…」と自分で感じとって、自主的に収納スペースをキープしてくれることが大切なのです。

そして、あらかじめ、「とりあえず保管してあるだけのモノ」と「本当に大事なモノ」が分類してあれば、本当に処分が必要なときには優先順位の低い順から先に処分していくこともできます。

思い入れの強いものはなかなか手離せにくいものですし、大事にしているものを捨てさせられるのは辛いものがあります。
ですので、自分の価値観を押し付けていないか、気を付ける必要があります。

場合によっては他の場所を見直さなくてはならないかもしれません。そのため、スペース確保の時間もかかるかもしれません。
ですが、「変えられるのは自分だけ」と考えて、家の中の不要なものを減らし、飾れるスペースを作っていきましょう。

あくまでもご主人に自主的に片付けてもらうのです。ご主人がご自身で片付けられることを信じて見守ることが大切です。

また、こうしたコレクションは、意外と高く売れることがあります。どう見ても、ゴミにしか見えない…というものも多いかもしれませんが、ご主人がネットオークションで集めているくらいですので、いまでも他の方も熱心に集めている場合があります。

再びネットオークションやフリマなどで売ることを検討してもらうよう、声をかけてみてもよいでしょう。

自分はいったいどうしたいのか、そしてご主人はどうしたいのか?それぞれの言い分を明確にして妥協点を見つけるのも大事です。
相手を変えることはできません。無理に変えようとするのではなく、理解しようと努力することが大切です。

大切なのは、ご主人に捨てさせるということではありません。ご自身が変わることを通じて、あくまでも、ご主人が自分で気づいて自分で片付けるようになることが大切。

また、コレクターの方は、淋しい思いをしている方が多い傾向にあります。思い出を作り、思い出にすがるために、モノを収集しているのかもしれません。もしくは、なにか自己主張をしているのかもしれません。ですので、ご主人が、「自分のことを優先してもらえている」「愛されている」ということに気が付いてもらえれば、淋しさをまぎらわして自己主張するためのコレクションは止めてくれることでしょう。

また、ご主人の趣味のものは、案外スペースをとっていないことだってあります。ご自身のお洋服やいろいろなグッズなど。必要だからという理由で買っているものも、実はご主人から見ると、単なる趣味に見えているかもしれません。

ご自身が代われば、きっとご主人も変わってくれると思います。

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