片付けが得意になるために、まずどんなライフスタイルを送りたいのかをはっきりイメージすることが大切です。
どんな自分になりたいのか、理想の暮らしは何かを考えてみる。それによって、モノの置き場所が決まり、片付けに対する姿勢も変わってくるのです。

今回は、片付けが得意になるために、どうやって理想の暮らしをイメージしていくか考えてみます。

なぜ理想の暮らしをイメージすることが大切なのか

あなたが憧れる暮らしはどんな暮らしでしょうか?

・すっきりとしたモデルルームのように、モノが厳選された暮らし
・お気に入りの雑貨が似合う、好きなものに囲まれた暮らし
・趣味のものが多くても、機能的で使いやすい収納がある暮らし

こんなふうに、ぼんやりとでも、このサイトに来てくださったあなたには、こうなりたいという理想の暮らしがあると思います。

その理想の暮らしをさらに掘り下げてイメージしていきましょう。

「どうして部屋を片付けたいのか?」
「片付けた部屋で何がしたいのか?」
「どうしてそれをしてみたいのか?」

と、具体的に片付いたお部屋で過ごすあなた自身を想像してみてください。
目の前にどんなモノがあり、どんな気分でしょうか?

今の部屋の状態を考えるのではなく、片付いたお部屋で、やりたいことをやって楽しんでいる自分を妄想する。頭のなかで映像が浮かぶくらいに、具体的にイメージすることが大事です。

理由1:モチベーションが維持できる!

なぜ理想の暮らしをイメージするのが大事なのかといいますと、片付けが理想どおりに終わったあとも、人生はもっとずっと続くものだからです。片付けは、一回片付けたらそれでオシマイにはならないのです。
そこで、大事になってくるのが、なぜ自分は片付けをするのかという目的です。

こんな暮らしがしたいというゴールがないと、何のために整理しているのかわからなくなります。すると、途中でどうでもよくなったりして、また散らかった部屋に戻ってしまいます。そんな自分に嫌気がさし、片付けの挫折につながっていくのです。

理由2:モノの置き場所が定まってくる!

理想の暮らしをしっかりとイメージしておくのが大切な理由は、もうひとつあります。
それは、理想の暮らしをイメージできていれば、モノの置き場所が決まり、自分のなかで基準ができてくることです。

理想の暮らしのイメージが固まる⇒部屋のどこで何をしたいかが決まる⇒モノの置き場が定まってくる⇒使ったあともそこに戻すようになる⇒片付けやすい部屋になる⇒理想の暮らしに近づいていく

という好循環が生まれるのです。逆に、理想の暮らしをイメージできてないと、

どんな暮らしがしたいかわからない⇒部屋のどこで何をしたいかが決まらない⇒モノの置き場が定まらない⇒使ったあとにしまう場所がバラバラになる⇒片付けしにくい部屋になる⇒イライラ・探し物が増える・片付けに挫折する

という事態になってしまいます。このように、理想の暮らしをしっかりイメージしていくことが、片付けが得意になるための第一歩なのです。

理想の暮らしをイメージする効果的な方法


でも、どうやれば理想の暮らしをイメージできるかなんて分からない。

そんなふうに思ってしまうひとも多いのではないでしょうか?
どういう暮らしがしたいのか想像がつかないなんて思う方は、私が実際にやっていた方法をご紹介します。

①「好き」や「憧れ」を集める

まず、「こういうインテリアが好きだなぁ!」とか、「こんな暮らし素敵だなぁ♪」と思える写真を集めてみます。

本やカタログの切り抜きでもいいですが、これだとモノが増えますよね。おすすめなのは、スマホパソコンで見つけた画像をお気に入り登録したりキャプチャしたりして集める方法です。

このように集めてみて、自分は何が好みなのか、どういう暮らしが理想なのかを明確にしてみるのがいいと思います。
そしてその理想の部屋に家族が集まりくつろいでいる。子供が勉強している。ゆっくり趣味のことができている。などと妄想します。
このようにして、あなたの理想の暮らしをイメージすることが、片付けが得意になるためにとても重要です。

片付けのやる気が上がらない理由は、そこに理想のイメージがないからです。

まずは、自分はどうなりたいかという目的をつくることが、片付けのやる気を維持し、きれいな部屋を持続させるための秘訣となります。

※もっとくわしく理想の暮らしをイメージするコツを、こちらの記事に解説しています。
>>理想の暮らしをイメージするコツ(別記事)

②モノを使っている自分をイメージしてみる

そして、片付けに困っているスペースをどのように使いたいのか、どんな収納にしたいのか、具体的な「目的」をしっかり持つことが大事です。そのためには、モノを実際に使っている自分をリアルに想像してみましょう。

例えばですが、「私はキッチンをスッキリさせたい・・・

どうでしょうか?
これだけでは、どこから手をつければ良いかわからないですよね。ぼやけた印象に思いませんか?

もっと具体的に考えてみましょう!

・キッチンの調理台にモノを出さずに、調理道具や調味料は全てしまい、掃除がしやすくしたい。
・ここの引き出しにはカトラリーを入れて、ここにはコップを置いてと、子供がお手伝いできるように取り出しやすくしまいたい。

このように、具体的にモノをどう使いたいか、その「目的」をはっきりさせることで理想通りの収納が手に入るのです。
まずはよく使う小さめのところから、モノをどう使いたいのか「目的」を立てることを始めてみましょう!