今回は、25歳男性の方からいただいたお悩み相談に答えていきたいと思います。
私の片付けの悩みは、よく使うものが整理できない、というものです。
あまり使わないものであれば、綺麗に片付けてしまい、使う時だけそこから出して、使い終わったらまた片付ける、ということで解決するのですが、よく使うものとなるとそうはいきません。
決して部屋が狭いわけではないので、片付けるスペースがないというわけではないのですが、気づいたらいつの間にか身の回りが散らかっています。
時折気が向いた時に片付けるのですが、やはり悩みのタネがよく使うものなので、すぐに散らかってしまいます。
だから、いくら整理整頓の術を身に着けたり、収納アイテムを買ったとしても、根本的に解決しないのです。
例えば、いい例だとノートです。ノートを立てかけて収納するためのスタンドは買ってあるのですが、頻繁に使うので、いちいち片付けて取り出してを繰り返すのは手間がかかり、今使っているページを開いたまま、机の上に放り出してしまいます。そしてそのままノートや本が重なっていきます。
その他、シャーペンやボールペンをはじめとする文具に対しても、似たようなことになります。
このような、大変面倒くさがりな私でも、ストレスなく身の回りが片付くような、何かいい方法はないでしょうか。
お悩み相談ありがとうございます。
毎日よく使うもの、片付けが面倒に感じますよね。出したあとすぐに片付けたらいいだけなのに面倒になり、またすぐ使うからと出しっぱなしにしてしまい、そして蓄積されて散らかってしまう…
その根本的な解決方法ですね。
私ももとに戻す片付けが面倒だと思うことがあります。
蓄積しないように思っていても、疲れてやる気がでなかったり…(^_^;)
後回しにしてしまう…(^_^;)
片付けやらなきゃなぁと思っても、やり始めるまでは面倒です。
だけど面倒に感じるのは、実ははじめの瞬間だけなんです!片付けを面倒だと感じない、後回しにしない性格を直すお悩みの解決策をお話しします。
もっと楽したい、面倒臭いなぁという気持ち、そう感じてしまうのは、脳の司令塔と言われる前頭葉が優先順位をつけて行動するかを決めているそうです。
頭ではやった方がいいとは思ってる。でも前頭葉が優先すべき行動でないと判断し、面倒と感じて楽なことを優先させてしまうらしいです。
じゃあどうしたらいいのか?
これを解決するには、とりあえず、なにも考えずに何か出ているものを1つだけ片付けてみるのです。
え?と思われるかと思いますが、何かのついででもよいですので、楽にできる片付けを1つだけ実行したらいいのです。
たとえば、トイレに行く際に、ノートを一冊片付けてみる。
このように、大がかりな片付けはせず、楽にできる行動をします。すると不思議なことに、ほかの散らかっているノートや本も、本棚に片付けたくなるものです。
最初に何かきっかけを作ることが大切になります。一度行動し始めると、「あれもついでに…、これもついでに…」と、片付けが面倒と感じなくなってきます。
この最初の面倒と感じる壁を越えるよう、まずは1つ何も考えずに実行してみましょう。
ほかにも、寝る前にペンをペンたてにいれてみる。
ペンを1つ片付けたら、そのとき1つの壁を越えたことになります。すると、寝る前にこれもあれもと片付けようという気分になります。1つの壁を越えたことで、ほかのものも片付けたくなるのです。
私の経験をお話しすると…、私は掃除機がけが面倒だなと思いがちで、「しようしよう」と思っていても、なかなかやる気がでない性格です。
ですが、とりあえず「寝る前に掃除機をリビングに持ってきてコンセントに指せる状態にする」という簡単な作業をしておきます。
すると不思議。用意されてると、朝の出勤前に掃除機をかけたくなっているんです。
いきなり大がかりなことをすると面倒に感じてしまいますが、できる限り楽な行動をすることで面倒くささを感じにくくなります。
何か1つ片付けの作業をすることで、不思議なことに面倒と感じていた他のことも、すんなりと元に戻すという片付けができるようになります。
片付けの行動を習慣化するには、いつもしている日常の行動に、簡単な片付けプラスするとよいです。
歯磨きするついでに洗面のものをもとの位置に戻すとか。
トイレに行くついでに、他の部屋にものを移動させておくなど…。
片付け作業を楽に行うには、よく使うものがいつも出し入れしやすい状態になっていないといけません。
よく使うものが一番使いやすい場所に入っていますか?
そして、その中に、たまにしか使わないものや全く使ってないものが入っていませんか?
たまにしか使わないようなモノがよく使うモノの出し入れの邪魔をしている、ということがあります。
ですので、よく使うものは一番使いやすいところに片付けておきましょう。そして使用頻度の高いものだけを取り出しやすいように収納するのです。
もとに戻すという後片付けを楽にしておくのも、面倒くさがりな人がストレスなく片付ける方法となります。