今回は、21歳男性の方からいただいたお悩み相談に答えていきたいと思います。

21歳男性:
収納スペースはあるのですが、片付けを始めようと思うとどこにどれを収納すればいいのかがわからず、100円均一などに売っている大きめな収納箱に乱雑にものを入れてしまいそれで片付けを終えてしまいます。

ものを出したらそのあとはどこに置いていいかもわからずに、ほったらかしにしてしまいます。

部屋が12畳と自分一人にしては広すぎるためほったらかしにしていると変な見栄えになってしまいます。しっかりと収納スペースがあるのにもかかわらずそれをうまく使えてい無いとなると、何だか悔しい気持ちでいっぱいになります。

ものの定位置などを決めていないため、汚く見えてしまいます。掃除もする暇があまりないため、埃がたくさんたまってしまいきぶんもおちこみます。他の部屋では収納スペースにものが収まりきらなくなってしまったりして捨てようにも捨てられない性格なのでどうしようか困っています。

収納スペースをうまく使うコツのようなものがあるのでしょうか?部屋にものがたくさんあるわけでもないのに汚く見えてしまうので何だか損をしている気分です。
どうすれば上手く収納スペースにものを入れられるのか、広い部屋でものが少なくても汚く見えてしまうのでどうすれば良いか、そこのところを教えて欲しいです。

吉松:
お悩み相談ありがとうございます。

モノが捨てられず、収納スペースがたくさんあるのにうまく使えないというお悩みですね(ノД`)

私も整理収納アドバイザーになる前同じように悩んでいました(T_T)

どこにどれを収納すればいいかという悩みは、これからお話する「ゾーン分け」をすることで解消できます。

まず、片付かないことの原因は、モノの置き場が決まっていないことが原因です。そしてさらにその原因をたどると、モノを減らしていないことが原因となっていることが分かります。

なぜモノ減らせないのでしょうか?
「まだ使えるから」、「もったいないから」でしょうか?

このように捨てるモノを探し出す作業をしながら何を捨てようか悩むと、時間がものすごくかかります。ですので、まずは必要なもの…つまり「いま使っているモノ」を選び出す作業を行いましょう。そして、モノを使うところに収納し、そのあとで使っていないモノ(手離す可能性のあるモノ)と向き合う時間を作りましょう

時間をかけない整理のしかたは、コチラにまとめていますので参考にしてみてください。
>>とってもカンタン!整理収納ができる3つのステップ

そして「部屋のどこで何をするのか、どのように過ごすか」を考えることが大切です。これをゾーニングといいます。つまり、ゾーニングとはお部屋の空間を生活テーマや用途別に分けて考えることです。

ゾーンを分けることで、何をどこに置けばいいのか分かりやすくなります!

ですのでまず、
①お部屋のゾーン分けを考える
②捨てることを考えるのではなく、使うものを選ぶ
③使うものを分類し、ゾーン分けした場所へ持っていき収納とあわせる
④使わなかったものと向き合う(手離すかどうか考える)

この順番で整理収納していくことが大事になります!減らすというのも大事ですが、まずは必要なものを選び出すのが肝心です。

この順番を間違えてしまうと、うまく片付けができません。どこの部屋で何をするのか決めてから収納を考えることが大事になってきます。お忙しくて時間もないとのことですが、一度モノと向き合う時間を作ってみましょう。

使わないものを手離すのかどうかは、収納してから考えればよいのです。そして、そのときにどうしても迷うものは、迷うものを集めておく置き場所を作っておきましょう。私はこれを「迷いボックス」と呼んでいます。時間が経てば、迷いボックスの中身のいくつかを手離してもいいかなと思えるようになる可能性があります。

では、ゾーニングについて解説します。まずはご自身の部屋を用途別ゾーンに分けてみましょう。

・着替えて身支度をするゾーン
・キッチン、調理ゾーン
・食事するゾーン
・くつろぐゾーン
・勉強したりパソコンを使ったりするゾーン
・寝るゾーン

などなど…、イメージしてみましょう。
図にすると、こんな感じです。

こんなふうに、自分が部屋の中でどう動いているのかシミュレーションをするのです。

たとえば、勉強・パソコンゾーンがうまく決まっていないと、寝るゾーンや食事するゾーンで勉強・パソコンをすることになります。そうすると、勉強やパソコンに使う道具たちが、寝るゾーンや食事するゾーンに侵入してしまいます。

反対に、勉強・パソコンゾーンをしっかり決めておけば、勉強やパソコンに使うモノをその近辺に置いて収納し、他のところには侵入させないようにできます。そのゾーンに合った収納ができるようになります

ゾーン分けが終わったら、次はモノをどこに収納したらいいか考えます。どこに置けばいいんだろう…と悩む方もいらっしゃいますが、基本的には、そのモノを使っているところの近くに収納するのがポイントです。

それぞれの場所で使うものを収納していけば、使ったあとに元に戻しやすくなります。つまり、いつもの決まった定位置にモノを戻すだけですので、片付けが面倒と感じなくなります。

収納をうまく使うには、モノを減らすことが必要不可欠になりますが、その前に、自分がどう暮らしたいかを決めることが大切。うまくゾーン分けできたら、そのあとはモノを分類して置き場所を決めればよいのです。

だからこそ、片付けがうまくなるには、まずは理想の暮らしをイメージしておくことが大切です。理想の暮らしのイメージの仕方については、下記の記事で詳しく解説していますので、読んでみてくださいね(*´▽`*)

追伸:汚部屋に住んでた人たちが、どんどん片付け上手になっているヒミツの方法とは?


想像してみてください。

今後のあなたの人生の30年。

片付けが上手になったあなた自身の暮らしは、どう快適になるでしょうか?

使いたいものを使いたいときに使えてストレスフリー。
時間もお金も節約できて、本当の自分を取り戻したキラキラした暮らし。

でも、片付けが苦手なままのあなたには、その暮らしは手に入りません。
キラキラした時間が手に入るかわりに、イライラした時間でいっぱいになるのです。

そんな人生じゃいけないってこと、言われなくてもあなたはすでに気がついていますよね><

では、どうやったら片付け上手になれるのか。
誰しも、なるべくお金も時間もかけずに、片付け上手になりたいはずです。

私の場合は、かなり時間をかけて整理収納アドバイザーになりました。
たくさん本を読んだり、プロの方のブログを読み込んだり…。

こういう方法も悪くはないのですが、片付けを本業にしないかぎり、あまりオススメではありません。

一つ目のオススメの方法は、プロがやっている講座を受けることです。

たとえば、片付けのコンサルタントとして超有名な、こんまりさん。
こんまりさんがプロデュースする、コンサルタント養成講座があります。

https://konmari-consultant.jp/kcseminarより

でも、これはこれで、短所もあるんですよね。
それは、けっこう費用がかかること…

18万7,000円、一ヶ月ぶんの給料がふきとぶ額ですね(^^;)

たしかに自己投資だと思って本格的に勉強したい人にはオススメ。
ですが、そこまでお金をかけたくないっていう人もいると思います。

そういう方には、専門の電子書籍での講座がオススメです。

私がアドバイスした顧客の方からも、「電子書籍をぜひ作ってください」と要望ももらっています。
私も、いつか作りたいなぁとは思っていますが…
でも、なかなかまとまった時間がとれなくて、先延ばしになってしまっています。

ですので、ほかのアドバイザーさんのもので、オススメのものを紹介します。

それが、勝間まなみさんの電子書籍の講座。
このかたは、500人以上の片付けベタな人を、片付け上手にしてきた実績あるアドバイザーさんです。

とても説明が分かりやすいので、推薦です。

ふつうの片付けのセミナーや書籍だと、どうしてもその場かぎりのテクニックしか学べません。
こてさきのテクニックだと、どうしもキレイな状態が維持できずに、また散らかります。

ですが、勝間さんの講座は、片付けのテクニックだけじゃないんです。

考え方そのものや心構えといった、「片付け上手の人になる」ということに重点をおいています。

くわしい内容は、つぎのリンクをクリックしてご確認してみてください。

>>片付け上手になる電子書籍の内容を確認する

もちろん、高額な養成セミナーで勉強するのもまちがいではないですが、自分のペースで学びたい人にはオススメです。

今の片付けベタのあなたのままで一生を過ごすのか?
それとも、今すこしだけ勇気を出して新しい自分になってみるのか?

もちろん決めるのは、今のあなた自身ですからね。