「もったいないし、とりあえずとっておこう…」と、ついついもらった割り箸やスプーンなどを捨てられないでいること、ありませんか?
その積み重ねで、知らないあいだに不要なモノで部屋があふれかえって困ることがよくあります。かといって、捨てるに捨てられない、というジレンマに悩む方も多いと思います。
そこで今回は、とりあえず取っておいてしまうモノを片付けるためのコツについて解説します。
「もったいないので捨てられない」という悩み
19歳女性の方から、こんなお悩み相談をいただきました。
スペースが確保できないことに加えて、中々ものを捨てられないので片付けがうまくいかないのです。
例えば、商品の入っている箱や容器、コンビニでお弁当やデザートを購入した際に頂く割り箸やプラスチック製のフォーク・スプーンがあると、今度何かに使えるかもしれないと考えて、捨てずに取っておいてしまい、キッチンの引き出しや至る所に大量にあります。
取っておくだけで、いつも使わないことがほとんどです。使わないのだから捨てれば良いと考えるのですが、捨てるに捨てられず悩んでおります。
たまに何とか一生懸命片付けをすると、しばらくは部屋がすっきりしているのですが、すぐに元通りになります。できれば私はすっきりとした状態をキープしたいと思っているのですが、家族がいつも通りの行動をするので、結局元に戻ってしまうのです。そしてこれの繰り返しです。
このような状況ですが、収納スペースを上手に確保・活用する方法はありますか?
何でも取っておきたくなる癖を逆手にとった良いアイデア等はないのでしょうか?
また、家族が日頃から片付けに積極的に取り組んでくれるようになる方法もありましたら、ぜひ併せて教えて下さい。
モノを捨てることが苦手…みなさん抱えるお悩みですよね。
使えるものを捨てるということは、なんだか悪いことをしている気分にもなります。
でも、何もかも捨てられずにいると今後はどうなると思いますか?モノはどんどんと溜まり、積み上がっていくことになるでしょう。
まず知っておきたいポイントは、
片付かない=モノが多い
ということです。
片付けてもすぐもとに戻るのは、自分が把握できる量をはるかに超えるほどのモノを持っているからです。
そして、モノが捨てられないのは理由があります。
>>モノが捨てられない・手放せない原因とは?
家族に片付けに協力してもらう方法
モノに大量に囲まれて片付かない暮らしは、イライラモヤモヤするだけ…。
捨てる痛みを知ることで、増やさない努力にもつながりますので、まずはご自身のモノから整理するのがよいです。
家族に片付けを取り組んでもらえるようになるには、自分自身が変わり、片付いていることによる快適さを家族に知ってもらう必要があります。
人を変えることはできないと言われていますが、人は影響されやすいものです。
片付いた部屋を見せることが、家族の片付けのやる気にもつながります。
自分自身が片付けをうまくできるようになるには、実際に上手な収納を見せてもらうのがおすすめです。
・片付けが得意な人の家に行って、収納の仕方を見せてもらう。
・自宅の収納公開をしている整理収納のプロのお家を見に行く。
なかなか身近に部屋を見せてくれる人もいないですし、理想的にはプロの家を見に行くことが一番オススメです。
話を聞いたり本を読んで整理収納テクニックを勉強することも大切ですが、それよりも、実際に素敵に住まわれている方たちのお住いを見せてもらうほうが、はるかに片付けのやる気も上がりますし、コツをつかみやすくなります。
私自身も、整理収納アドバイザーとしてのお仕事の一環で、自宅の収納公開をする整理収納セミナーを行っています。
親子で参加できるセミナーも行ってきましたが、見に来てくださった親や子どもたちは、片付けのやる気も上がり、即片付け作業を行われていました。整理収納の方法を目の前で学ぶことで、よい刺激と影響を受けられているご様子でした。
やはりプロの方から教えていただくことは、快適に暮らせる近道になります。
「整理収納 自宅セミナー」と、インターネットで検索してみましょう。お住いの近くのところで自宅セミナーを行っているプロをみつけられるかもしれません。
お悩みでもありましたコンビニなどでもらうプラスチックのフォークやスプーン類は、家族で共有して使うものかと思います。
ですので、それを片付ける際には、家族を巻き込み相談しながら片付けましょう。
さきほども述べましたように、家族に片付けに協力してもらうには、まずは自分自身が変わることが大事になりますので、片付ける場合はご自身のものからされるとよいかと思います。
>>親が捨てさせてくれないときの対処法:冬物の布団・寝具類の一例
モノを減らすための具体的な方法
①モノを全部だしてから整理する
あちこちに入っているコンビニのスプーン、フォーク、割り箸など一度すべて出し集めてみましょう。
かなりの量がありましたか?
さて、それらはどれだけあれば十分だと思いますか?
災害用などに取っておいてもいいです。その場合は災害用リュックに必要かなと思う分だけ入れましょう。
そして家族で話し合って下さい。家にこれらのモノを容易にいれないようにしましょう。
②収納ケースを用意する
必要な分が確保されたらそれを入れておく収納ケースを一つ用意しましょう。今後、もらうことがあったらその収納ケースにいれることにします。
「その収納ケースからあふれるほど持たない」というルールを作って守りましょう。
③モノの適正量を決める
自分で把握できる量を超えてしまうと、結局はモノが捨てられなくなり、片付けてもすぐもとに戻ります。
収納スペースを上手に確保するには、モノをどれだけ持つのか決めておく必要があります。この量を適正量と言います。適正量を決めておくとモノが増えにくいのです。
適正量の決め方は「スプーンは何本だけ」のように数で決める方法と、「この収納ケースに入る分だけ」とスペースから決める方法とあります。ご自身がどんな暮らしがしたいのかを考えて量を持つ決めて下さい。
④不要な分を思い切って捨てる
片付けを成功させるには、まずは全体量を減らすことが必要不可欠になります。その第一歩として、勇気をもって不要なコンビニのスプーン等を捨てましょう。
捨てる痛みを知ることで、それ以上安易に物を増やさない自分になることができます。
>>捨てられないモノを手放すには?その具体例
⑤モノの住所を決める
モノをしまうときは、どこになにを収納するのかをあらかじめ決めておくことが大切です。きっと今までしていた片付けは、右のものを左に置き、引き出しにぎゅうぎゅうに入れるだけの片付けだったのではないでしょうか?
あちこちに入れて、モノの住所が決まっていない状態だと家族みんなどこに入れていいのかわからず、片付けができまなくなってしまいます。
まとめ
以上が、もったいなくて捨てられないモノをうまく片付けられるコツです。
ひとつひとつ、ステップを踏んで片付けていくことが大切です。また、家族に協力してもらうには、自分が変わることが重要です。
ご自身がしたい暮らしの実現のために、がんばってくださいね。
追伸:汚部屋に住んでた人たちが、どんどん片付け上手になっているヒミツの方法とは?
想像してみてください。
今後のあなたの人生の30年。
片付けが上手になったあなた自身の暮らしは、どう快適になるでしょうか?
使いたいものを使いたいときに使えてストレスフリー。
時間もお金も節約できて、本当の自分を取り戻したキラキラした暮らし。
でも、片付けが苦手なままのあなたには、その暮らしは手に入りません。
キラキラした時間が手に入るかわりに、イライラした時間でいっぱいになるのです。
そんな人生じゃいけないってこと、言われなくてもあなたはすでに気がついていますよね><
では、どうやったら片付け上手になれるのか。
誰しも、なるべくお金も時間もかけずに、片付け上手になりたいはずです。
私の場合は、かなり時間をかけて整理収納アドバイザーになりました。
たくさん本を読んだり、プロの方のブログを読み込んだり…。
こういう方法も悪くはないのですが、片付けを本業にしないかぎり、あまりオススメではありません。
一つ目のオススメの方法は、プロがやっている講座を受けることです。
たとえば、片付けのコンサルタントとして超有名な、こんまりさん。
こんまりさんがプロデュースする、コンサルタント養成講座があります。
https://konmari-consultant.jp/kcseminarより
でも、これはこれで、短所もあるんですよね。
それは、けっこう費用がかかること…
18万7,000円、一ヶ月ぶんの給料がふきとぶ額ですね(^^;)
たしかに自己投資だと思って本格的に勉強したい人にはオススメ。
ですが、そこまでお金をかけたくないっていう人もいると思います。
そういう方には、専門の電子書籍での講座がオススメです。
私がアドバイスした顧客の方からも、「電子書籍をぜひ作ってください」と要望ももらっています。
私も、いつか作りたいなぁとは思っていますが…
でも、なかなかまとまった時間がとれなくて、先延ばしになってしまっています。
ですので、ほかのアドバイザーさんのもので、オススメのものを紹介します。
それが、勝間まなみさんの電子書籍の講座。
このかたは、500人以上の片付けベタな人を、片付け上手にしてきた実績あるアドバイザーさんです。
とても説明が分かりやすいので、推薦です。
ふつうの片付けのセミナーや書籍だと、どうしてもその場かぎりのテクニックしか学べません。
こてさきのテクニックだと、どうしもキレイな状態が維持できずに、また散らかります。
ですが、勝間さんの講座は、片付けのテクニックだけじゃないんです。
考え方そのものや心構えといった、「片付け上手の人になる」ということに重点をおいています。
くわしい内容は、つぎのリンクをクリックしてご確認してみてください。
もちろん、高額な養成セミナーで勉強するのもまちがいではないですが、自分のペースで学びたい人にはオススメです。
今の片付けベタのあなたのままで一生を過ごすのか?
それとも、今すこしだけ勇気を出して新しい自分になってみるのか?
もちろん決めるのは、今のあなた自身ですからね。